ETIMのキャンプ襲撃

 

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070108i314.htm
 【北京=杉山祐之】中国の通信社・中国新聞社電などによると、中国・新疆ウイグル自治区の公安当局は8日、同自治区パミール高原地帯で、今月5日にテロリスト18人を射殺、17人を拘束した、と発表した。
その際、自家製の手投げ爆弾22発、製造中の手投げ弾1500発以上を押収した。

同電によると、射殺、拘束されたのは、新疆独立を目指すテロ組織とされている「東トルキスタン・イスラム運動」のメンバー。
パミール高原に訓練キャンプを設置、そこを拠点にテロ活動を行っていたという。

公安当局側は摘発の過程で反撃を受け、要員1人が死亡、1人が負傷した。


中国が唯一、国連とアメリカにテロ組織だと認めさせることができたのが、東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)です。
ですから、いろんな事件が起きるたびにETIMの仕業になるわけです。
先日も、グアンタナモから解放されてアルバニアに移送されたウイグル人を、ETIMのメンバーなどとうそぶいて引渡し要求していましたね。

今回も、なにか適当な組織のアジトを攻撃、逮捕して、これをETIMだと言っているだけかもしれません。 自作自演ということも考えられます。
これを名目に、東トルキスタンへの弾圧を正当化できますしね。


ちなみに、ETIMは正式名称をトルキスタン・イスラム党(TIP)といいます。
ウズベキスタンイスラム運動という有名なイスラム原理主義組織があるんで、中共がそれに似せた名前をつけたわけです。
本人達が使っていないETIMの名称を使って、殊更に巨大で凶悪な組織であるかのように見せかけているわけですね。
ETIMのリーダーであったハサン・マフスムは2003年にパキスタン軍によって殺害されています。もうひとりのリーダーであるアブドゥカディル・ヤプチャンはトルコに亡命し、国連難民局に難民申請をして、受け入れられています。このことからも、国連は中国との交渉上、ETIMをテロ組織であると認めざるを得なかっただけであることがわかるってもんです。


なお、中国がテロ組織だと公言している組織としては、

東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)
東トルキスタン解放組織(ETLO)
世界ウイグル青年会議(現在は世界ウイグル会議
東トルキスタン情報センター(ETIC)

などがあります。世界ウイグル青年会議や、ニュースを発信するにすぎないETICまでテロ組織にされているのです。
 
 
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