ラビアさん来日中に寄ってきたウイグル人スパイ

http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/
週間文春07年12月20日
仰天国際スクープ
日本潜入「中国美人スパイ」が自白した!
彼女の「表の顔」は学芸大学の研究員。昨年から東京で諜報活動をつづけてきた。そして先月、
中国公安から「来日中のターゲットに接近せよ」との極秘指令がくだった…

 
今週の週間文春に書かれていましたが、ラビアさん来日中にラビアさんの身辺の世話をしていたウイグル人女性の一人が実はスパイだったそうです。この女性はプロのスパイではなく、中共に情報を垂れ込みし見返りをもらう、いわゆる「アルバイト・スパイ」だそうです。彼女は1972年に生まれ地元の大学を卒業し、東京学芸大学で研究生をしてから学芸大で勤務した後に、一旦新疆に帰ります。この時に夫と離婚する訳ですが、親権争いで困っているときに公安が近寄ってきたそうです。公安の協力で親権を得ることができましたが、その代わりに日本でスパイ活動をするよう言われたそうです。彼女の義兄は独立運動に関わったという疑いで逮捕され8年間服役しており、この彼女の背景や境遇がスパイをするには好都合であったと判断されたようです。身内に逮捕された人がいるのだから、彼女は中国共産党に反感を持っているに違いないと、ウイグル人活動家が向こうから近寄ってくるだろうということです。
そして彼女は使命を帯びて、東京学芸大学の外国人研究員として戻ってきました。まず最初に行ったスパイ活動はウイグル人留学生を支援している「シルクロード倶楽部」の理事長に近づき、その周りにいるウイグル人や日本人協力者の素性を調べあげることでした。ちなみにシルクロード倶楽部は今年閉鎖されましたが、これは中国からの圧力があったからだといわれています。
彼女は今年の夏からスパイ活動を活発化させたようで、いろいろなウイグル人に近づき、相談に乗ってあげたそうです。逮捕された義兄がいるという背景があるので、彼女のことをスパイだと思ったウイグル人はいなかったそうで、中国の悪口を言った人もいたようです。今年の夏から活発化したのは、ラビアさん来日の情報を事前にどこからかキャッチしたからだと思われます。
そしてラビア氏の来日となりますが、彼女は来日中のラビア氏の身の回りの世話を買って出て、甲斐甲斐しく仕事をこなしたそうです。ラビア氏もその周りの人も、身内に逮捕者がいる彼女のことを疑っていませんでした。そのようなときにラビア氏の携帯に匿名の電話がかかってきて、彼女がスパイであるから注意するようにと警告があったとのことです。ラビア氏が彼女の行動を注視するようになると、やはり不自然な所があるということで、彼女に自白を迫ります。それから彼女の涙の告白となるわけです。
来日中のラビア氏に会ったウイグル人が何人かいるようですが、傍に居た彼女によって垂れ込みされたのではないか、新疆に戻ったら政治犯として逮捕、投獄されるのではないかと怯えているようです。

 
スパイ防止法」が整備されていない日本はスパイ天国だと言われています。ですから日本でスパイを逮捕するときには別件逮捕になってしまう訳で、窃盗とか横領とか不法滞在のような軽微な懲罰しか加えられないことが多いようです。不法滞在で逮捕だったら、国外強制退去しかできないわけですからね。
 
例えば、産業スパイですがこんなことが
http://ameblo.jp/lancer1/theme-10001536323.html
 
さらに今回のこの件の場合には外国人が外国人にやったことなので、日本の警察は全く動くことができませんでした。
また彼女以外にも、日本に滞在している中国人留学生の中には大勢のスパイがいるとのことです。中国大使館に報告すると、一回5万円の「奨学金」がもらえるそうです。
先進国と違って中国はプロのスパイ以外にアルバイトスパイを使って人海戦術でくるわけで、日本にいるウイグル人を含めた全ての中国人、中国企業は疑ってかからなければならないということになってしまいます。自国内で行われている相互監視体制が、日本でも行われているわけです。
 
僕自身もウイグル人と付き合うにあたっては、くれぐれも注意するようにと忠告されています。親しくなったウイグル人の友人であっても、ふとした拍子に相手が疑わしく思えてきて、やばいことになったかもしれないと怯えてしまうことがたまにあります。でも僕は日本人ですから、中国に狙われるにしても日本にいる限りは、相手も下手なことは出来ないだろうと思いますし、それにウイグル人の彼らのリスクと比べれば僕のリスクなんて屁でもない訳なんですよね。ビクビクする度にこう考え直し、頑張ろうと思う訳です。
 
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