キルギスでETLOのメンバー拘束

 

http://www.iht.com/articles/ap/2007/02/15/asia/AS-GEN-Kyrgyzstan-Extremism.php
 
キルギス当局は、ウイグル民族分離独立運動のメンバーと目される者を逮捕したと発表しました。中央アジアの国でテロ計画を立てていたと、警察が今週木曜に発表しています。
 
オシュ地域の警察のスポークスマンJenish Ashirbayevは、「Mukhamedali Tursun Talip(ムハンメダリ・トゥルソン・タリップ)は、昨年の11月にキルギスの監獄から脱走したが、今週木曜日に南部の町で拘束された。」と発表しました。
 
「タリップは東トルキスタン解放組織(ETLO)のメンバーであり、キルギスイスラム過激派との連携を確立すること、テロを実行すること、キルギスを社会的・政治的に不安定化することなどを目的に、キルギス南部に入国した。」とAshirbayevは説明しています。
 
タリップは29歳で、中国から旧ソ連に不法入国をしたということで、数年前にキルギス当局に逮捕拘禁されたとのことです。
 
中国はウイグル人の分離主義者は、中国西部の新疆で、散発的に爆破事件やその他の暴力行為を起しており、そのようなウイグル族東トルキスタン組織であるとしています。
 
アメリカで起きた911事件以降、中国は新疆の分離主義者は、国際イスラムテロ組織アルカイダとつながりがあると喧伝しています。
 
(Sabit超訳

 
で、このETLOですが、この組織は中国が2003年に発表した「4つのテロ組織」のうちの一つになります。
 

http://www.uygur.org/japan/et/2005/0527.htm
 
東トルキスタン民族党とも。1996年ムハメットイミン.ヘズレト(Muhemmetimin Hezret、東トルキスタンのホテン出身)によってトルコで設立され、東トルキスタン・イスラム運動アフガニスタンで協力し、訓練を受けたが、アメリカのアフガニスタン攻撃のあと、2001年の末からメンバーが散逸している。

当初は東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)と一緒にアフガニスタンで訓練をしていたようです。ちなみに、中国はETIMがアルカイダと関係があると言っていますが、ETIM側はこれを完全に否定しています。
 
 
そして中国が発表している情報をそのまま丁寧に書いてくれているのが、わが国の外務省でして
 

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4_T.asp?id=009
 
(2)東トルキスタン解放組織:the Eastern Turkistan Liberation Organization (ETLO)
 「東トルキスタン」の建立を目指すテロ組織で、別名は東トルキスタン民族党。1996年にMuhanmetemin Hazretによって組織され、本部はイスタンブール、Dolqun Isaらが主要幹部です。中国や中央アジアでテロを行っており、2003年には、メンバーが、キルギズで新疆ウイグル自治区に向かうバスを焼き討ちし、中国人16名、キルギス人4名を殺害しました。
 アル・カーイダから支援を受け、タリバン政権下のアフガニスタンでメンバーが訓練を受けていたとされています。
 2005年9月、同組織に属する「天山獅子隊」を名乗るグループが、今後、一切の手段を利用して中国政府に対する武装闘争を発動すると宣言したことが報じられました。

 
 
だそうです。
天山獅子隊の宣戦布告は、日本でもネット内でかなりの盛り上がりを見せ、「東トルキスタン」という名をいっきに広めました。
とはいっても、ETLOはほとんど実体も無く、ただの宣言だけで終わりそうです。
 
そしてドルクン・エイサさんといえば、世界ウイグル会議の秘書長ですが、彼は先日来日されました。
彼がなんでETLOに入っているのか、まったくめちゃくちゃな設定を作ったもんです。
てか、日本はETLO幹部の入国を認めたんですか?w
海外安全ホームページ上で「中国政府が認定した4つのテロ組織のうち、アル・カーイダとつながりがあるとされた2つの組織」と紹介しておいて?w
 
ちなみに彼が来日したときにはチャンネル桜が彼と会談を行っており、そのときの動画を自サイトで配信しています。
 
http://www.ch-sakura.jp/streamfiles/streaming.html?id=206
世界ウイグル会議秘書長 ドルクン・エイサ氏
 
 
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